会社倒産・自己破産「その後」の家族への影響

突然、避けられない倒産、自己破産を経験し、夫の経済的な協力がなければ、法的清算を終えることができず、今ごろこうしてブログと向き合うこともできなかったココです。

今回のテーマは、【会社倒産・自己破産「その後」の家族への影響】について、破産前後の家族問題や破産終了後の家族の状況に触れたいと思います。

ただ特定されてることは避けたいので、詳細な部分は伏せますこと、ご理解くさいね。

会社倒産・自己破産で家族に影響すること

まず、はなしを進める上で、家族構成と家庭環境をお伝えします。

家族とわたしの環境(本宅・自宅・車)


夫は、地方都市で3代目の年商5億円ほどの規模の会社を経営している夫と再婚し、20年になります。夫のあいだには中学生の娘を授かっています。

夫とは、子どもの就学問題やわたしの仕事の関係上、破産する10年前から円満な別居生活をしています。

夫は、夫名義の本宅(車で20分ほどの距離です)で、わたしと娘の仮住まいは、倒産した会社の寮として借りていた賃貸マンションで、チワワ2匹が家族して一緒に生活をしています。

仮住まいマンションの賃貸借契約については、自己破産手続き前に会社名義から個人名義に変更しています。

車に関して、以前はBMWやトヨタの高級車を乗り回していましたが、破産する1年ほど前に売却し、夫の会社名義の車を使用しています。

破産管財人より、1年前に売却した車のお金の使い方を確認されました。経理上の処理で、事業資金として使ったのが認められ問題はなかったです。

生活に関しては、以前とおなじ環境で、特に変化なく過ごせていますが、違うことといえば、わたしの収入が無くなったので、夫から毎月いただいている婚費で慎ましく、生活しています。

これ以上の詳細な内容は、わたしが特定されることを避けるため、伏せさていただきますね。

夫に影響すること(夫所有の資産)

金融機関に借入する際、連帯保証人として夫を追加して欲しいと言われたことがありましたが、夫とわたしの会社は関係ないので、強く、断りました。

もしも夫個人に、連帯保証人になってもらっていたら、破産した会社の債務の支払義務があるため、本宅や夫名義の複数所有する不動産・夫の積立型生命保険・養老年金・積立預貯金・ゴルフ会員権など(車は夫の会社名義)は、債権者に分配する原資となり、わたしたち夫婦は離婚していたかもしれません。

家族が別居・同居の有無にかかわず、自己破産したときに破産者がかかえている債務は、あくまでも破産者の債務になります。

連帯保証をしていない場合、家族でも法的には別人格になります。

破産者の債務の支払義務を家族が負うことはありません。つまり家族所有の資産を手放す必要はありません。

債権者集会では、「家族に支払義務がないことに納得いかない」と怒りの発言をされる方もいました。

夫所有の不動産や財産が、わたしから名義変更をしたり、資金的な不明な流れがあれば、破産管財人によって債権者に分配する配当金の原資にするため、徹底的に調査されたでしょうが、いっさいの疑いが無い状況でした。

結果、「夫」と「破産会社」と「わたし個人」の債務は、関係ないことを納得するしかないことを、破産管財人、裁判官より、説明していただきましたが、債権者の立場にたてば、理不尽と思える腹立たしいことですね。

債権者集会に出席された債権者の声をご紹介しています。ご参考にしてください。

銀行との取引(夫の会社)

お互い別事業で、複数のおなじ金融機関と取引していました。

とくに夫の会社で長年メインバンクとして取引をしている、A信用金庫の借金だけは支払っておくなどのはなしが夫からでました。

代理人弁護士に確認すると、それは特定の債務を返済する〝偏頗弁済(へんぱべんさい)〟になるということで、見送りました。

A信用金庫によれば、妻が自己破産をしても基本的には、夫の会社へは影響しないけど、高額な融資の場合、困難になる場合があるということでした。

夫の会社は、設備投資が高額に必要な事業なので、わたしがご迷惑をかけていない銀行をメインバンクにするように、新たに取引を開始しています。

娘に影響すること

娘には、どこまで理解できたのかわかりませんが、事情を説明しました。

娘からは「もしも学校でなんか言われたらどうしたいいの?」と聞かれたので『親の会社のこととわたしは関係ない』と強く言うように伝えました。

破産手続き中は、娘の通う学校には、一部の保護者の方が債権者だったので、〝いじめ〟られたどうしよう?という不安が、ずーットありました。

夫婦で今の時代、SNSによる誹謗中傷投稿により、娘への影響がとても心配で、事情を説明して〝いじめ〟に発展しないようにお願いしにいこうか?どうしようか?悩みましたが、代理人弁護士に「そこまでする必要はない」と止められました。

結果、ひとまず様子をみることにしましたが、学校生活・部活動・塾など、まったく影響がなく過ごせています。

むしろ、娘にとっては学校から帰ったら、毎日、母親が手料理を用意して帰りを待つ生活が夢のようで、以前のように朝から夜遅くまで、仕事をして忙しくされるのは困るらしいです。

多感な思春期の娘が、志望する高校受験に合格できるように、娘が生まれたときから仕事!仕事を中心とした生活から、はじめて娘を中心とした生活を過ごしています。

家族に影響しないもの

今までの説明でも、自己破産をした場合、家族への影響、特に所有する資産がどうなるのか?不安になると思いますが、 破産者の連帯保証人となっている場合を除けば、自己破産したときの家族への影響はありません。

わたしが自己破産をすることで、夫への影響を心配したことと、現在の状況をご報告したいと思います。

銀行との取引(夫個人)

特に夫個人で不便を感じることはなにも発生していません。

夫が契約している・預金口座やクレジットカード

夫は金融機関やクレジットカードの信用調査をするため、わたしの破産手続き終了後、大手銀行で新規の口座を開設し、キャッシュカードにVISAクレジット機能がついたカードを申し込みました。

結果、審査に合格し新たなVISAクレジット機能がついたキャッシュカードが発行されました。

今、所有しているクレジットカードについても、現在、破産手続き終了から1年未満ですが、変わりなく使用できています。

このことから、自己破産した家族の預金口座やクレジットカードは、影響を受けることはないですね。これは、同居・別居は問わず、影響しないそうです。

近隣・知人との関係

代理人弁護士に、娘のことで不安になり、自己破産したことが知れることの不安を相談した際の答えです。

「今の時代、隣人が自己破産しててもおかしくない時代。黙っていれば誰にも知られることはない。官報に掲載されても、わざわざ官報を閲覧して確認する人はいないので、心配されているほど、世間に知られることはなければ、家族に影響することもない。」

確かに、金融機関だけの債務で自己破産手続きであれば、誰にも知られること無く、自分自身が黙っていれば分からないことだと思います。

わたしは、一般のお客さまをまき込んだので、夫の会社に、直接、文句を言いに来たり、お金を返せ!という債権者も数名、いらしたようです。

そんな夫が言ってくれます。

「もう、過ぎたことだから、いつまでも、いつまでも、罪悪感を持って下向いて歩いたらダメ。十分、反省したのだから、堂々としとき・・・。」

知っている人は知っている自己破産。人の噂がどこまで影響するのかははかれませんが、わたしの家族は、妻が母が自己破産をしたからといって、現在、影響を受けていることはありません。

夫は、仕事上の付き合いや、友人との関係も今までどおりです。

夫の親も、趣味や習い事など、今までと変わらず楽しんで過ごされています。

当初は、事情を自分から説明する方がいいと考えていましたが、今となっては、しなくて良かったと思っています。人の噂で耳に入れられても、本人に「自己破産されたのですか?」とは聞いてこられないので、明かさないようにしてくださいね。

「人の不幸は密の味」は、とっても、脳が快楽を感じることなので、自分から拡散の元を作らないようにね。

まとめ

今回は、【会社倒産・自己破産「その後」の家族への影響】について、実際、経験していることをまとめて、夫・娘を中心とした家族への影響について報告させていただきました。

結論として、連帯保証人でない限り、自己破産した家族への影響はほとんどないということが理解できたと思います。

法律的な問題で、影響が無いといっても、実際、突然の倒産!破産を目前に、心の不安定な状況を綴った、備忘録の抜粋分、カテゴリー「破産と心の葛藤」では、ウジウジ、もうどうでもいい!など、心情的な問題の連続でした。

そこには、夫の協力がなくては法的清算ができなかったわたし。

こんな状況になるまで倒産手続きを踏まなかったわたしへの苛立ちをもつ夫。

ともに、理解をしあい、娘のためにも再出発するために協力しあうことになったもの・・・。

お互い、会社の経営者であっても、倒産手続きのプロではないので、はじめて経験することばかり。

また、法律できめられたルールを守らなければ破産詐欺罪になるかもしれない・・・。

夫にすれば、破産手続き費用だけで済むと思えば、未払い給料・会社の残置物廃棄処分費用・母の相続放棄の登記費用・母の役員死亡による会社謄本変更費用などなど、いったいこの先いくらいるんだろう?と不安だったと思います。


それらの不安から、倒産手続き、破産手続きについて無知だった夫とわたしは、偽装離婚を考え、離婚届の準備をしました。詳しくはこちらを↓↓↓


わたしが大雑把な性格であれば、夫はとても細かい部分に気がつく正確など、夫婦として、協力して解決していくには、お金を夫に依存しなければいけなかったことは、夫婦の危機ともいえるような状況になりました。

家族への影響すること、影響しないこと、といえば、一番に心配になるのは、自己破産をすることになった家族の資産についてだと思われます。

たしかに、法律的な大きな不安や心配はあるにしても、連帯保証人になっていなければその心配はほとんどなく、また、多額の借金をしている経営者は、所有する自宅や車などは、もしものときを考えて、自分名義にしておくのが賢明なのか?とも考えます。

それ以上に、自己破産をする不安と恐怖は、家族の支えが無ければ、よっぽど図太くなければ、乗り越えられないと思います。

価値観の違いで、割り切れない問題で衝突することがあっても、せっかく人生の再出発をするのですから、形にできない心情的な問題についても、家族で乗り越えてくださいね。

 ※また、割り切れない問題の多くはお金が原因します。最後の最後まで踏ん張って、突然の倒産状況になってしまえば、〝逃げる〟しかないかもしれません。

賢いお金の使い方をして、その後のご自身の生活を第一に冷静な判断をなさってくださいね。

倒産前の限られたお金の使い方について、こちらをご覧くださいね。

 

 

 

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